「帆走と滑空 01 」
多面的な切り口で世界観を提示するレーベル「帆走と滑空」、その概念を現象化するイベントシリーズ。
第一弾は、リスニングイベントと物的対話(展示)の2つのイベントを行った。
■ リスニングイベント
2021年10月にレーベル「帆走と滑空」からリリースした三浦秀彦のアルバム「39°38′42″N」をCalamariのオリジナル・サウンドシステムでプレイしながら、アルバム制作に至った経緯や音源制作の意図、裏話などトークを交えて味わうイベント。
◻リスニングイベント1
2022年6月11日(土) 15:00〜17:00
ゲスト: 瀬藤康嗣(サウンドアーティスト)
◻リスニングイベント2
2022年6月19日(日) 19:00〜21:00
会場 : calamari (丸久 内)
〒249-0006 神奈川県逗子市逗子2-9-27
会場風景
壁面に穿たれた窓状の展示スペースも三浦秀彦によってデザインされたもの。中央のパネルは普段閉じられて展示用のニッチとして使用されているが、パネルを跳ね上げて開放すると壁裏の音響スタジオと連結し、演奏やDJのプレイなどを窓越しに楽しむことができる。
リスニングイベント一回目(6/11) 、サウンドアーティストの瀬藤康嗣さんとのトークの様子。
■ 物的対話 「ひろいもの」
三浦秀彦が長年拾い集めた無価値な宝物の中から「帆走と滑空」の文脈に沿って選び、それらを所狭しと並べた。そのものはいつどこで見出され、今ここにあるのか? 物的な存在が沈黙の中に多くのことを語り、それに見る者も応えてゆく対話の機会として展示を行った。
ものは、メディアでありジェネレータでもある。
ものが語りかけていることと、ものについて語っていることは異なる。
また、ものは過去を引き寄せ、未来に対して開放されている。
だから、物的な対話は終わることがなく続く。
2022年6月11日(土) 〜6月19日(日) 14:00〜21:00
会場 : calamari (丸久 内)
〒249-0006 神奈川県逗子市逗子2-9-27
イルカの椎骨、錆びた鉄、真鍮のホースジョイント、 スズメバチ、16mmフィルム、、、
イルカの脊椎と飛ぶ人
アルミの造形物。1996年ぐらいにアルミ板を曲げ、バーナーで炙って溶かしてどのような形と質感が現れるか実験していたもの。
25年たった今も仕事場に置かれていて、時々ヤスリを掛けたりしている。
使用済み結束バンドを溶着したもの。意図を超えて素材のなすがままに自己生成する形と質。
3Dプリンターで出力した立体とガラス。
仕事場の机の上、いつも見えるところに置いている。ガラスに印刷されているのは、William Morris。
蛇の頭骨。逗子海岸で拾ったもの。10年以上前のこと。