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出演:  後藤國彦 [ ピアノ ]

日時:  2017年 12月2日 [土曜日]
     午後5時開演 | 4時30分開場 |

場所:  両国門天ホール

料金:  要予約 3,000 円

問合せ・予約:  Music in Motion [ ごとう ]
phone:  046-871-3835
e mail:  mkgoto@wing.ocn.ne.jp

主催:  Music in Motion

 

プログラム:

Ignacy Jan Paderewski | 'Sarabande' Op. 14-2 (ca. 1887)
イグナツィ=ヤン・パデレフスキ | 「サラバンド」 Op. 14-2 (ca. 1887)

Jelly Roll Morton / K. Goto | from 'The Finger Breaker' (1938 / 2017)
ジェリー=ロール・モートン / 後藤國彦 |
「フィンガー・ブレイカー」 より (1938 / 2017)

Yuji Itoh | 'Meletan' (2013/4)
伊藤祐二 | 「メレタン」 (2013/4)

Franz Liszt | 'Vallée d'Obermann' (1855 or before)
フランツ・リスト | 「オーベルマンの谷」 (1855 or before)

Isaac Albéniz / Leopold Godowsky | 'Tango' (1890 / 1921)
イサーク・アルベニス / レオポルド・ゴドフスキー | 「タンゴ」 (1890 / 1921)

Emma Ojimi | ' breath of the Sombrero Galaxy for piano solo '
commissioned / premiered (2017)
大慈弥恵麻 | 「星滴のいき no.5 ソンブレロ帽子」 委嘱新作初演 (2017)

Ludwig van Beethoven | Piano Sonata No. 28 Op. 101 (1816)
ルートヴィヒ=ヴァン・ベートーヴェン | ソナタ 第28番 Op. 101 (1816)

 

 

パデレフスキは独学に近い幼少期から即興、作曲、演奏と進みました。モートンは14歳にしてニュー・オーリンズの娼館で弾き始めます。リストは演奏者として早熟ながら、作曲語法は最晩年まで研究を続けました。

去る5月、スペイン北部、ピレネー山麓の小村にアルベニスの生家を訪ねました。端から端まで歩いても10分程度の集落ですが、そこから世に出た彼は10代で既に国際的なピアノ奏者でした。「タンゴ」を編曲したゴドフスキーも独学ながら、全音楽史の中でも類まれな超絶技巧のピアニスト・作曲者です。

ベートーヴェンは幼少期に父親からスパルタ教育を受け、リストも(その才能に周囲が気づいてから)英才教育を受けましたが、いずれにせよ「生まれながらの才能」というのは何なのでしょうか。現代でもそういう人はやはり存在しますが、多分たまたま関心を抱いたことを徹底的に追求すると、ある意味では自然のうちに最も合理的な筋道に到る、ということなのでしょうか。

おもしろいのは、これら各人は自然に解を見つけてゆくのに、彼らの解答は全て異なる、ということです。たとえばパデレフスキの奏法には癖があったそうで(長じてからウィーンのレシェティツキに矯正を請いました)、モートンも我流のピアニズムではあります。しかし、意味のある我流であり、作曲をするとそれが作品の魅力的な個性ともなります。

より「正統」的なベートーヴェンやリストも癖から逃れてはいませんが、特にベートーヴェンの場合はそれを遠景に押しやるほどに書法の完成度が高く、もっと新しい時代の諸作品と弾き較べても斬新に聴こえて辟易するほどです。

同時代の作曲者、伊藤祐二と大慈弥恵麻の作品と人物には多々啓発を受けてきました。指導を仰ぎながら演奏できるというのは光栄なことです。さらに、作品解釈にあたって作者と直接話し合えるという経験は、過去の(今は故人となってしまった人々の)作品を解釈するときにも大きな援けとなるのです。

音など出さなくても時は豊かに流れてゆきます。ところが、ポツン、ポツンと弾いてゆくにつれ、時が止まる瞬間もあります。生まれながらの才能があればもっと良いのでしょうがね。

 

 
  後藤國彦  
 

 

 

プロフィール:

伊藤祐二 [作曲]
1956年生まれ。東京学芸大学大学院作曲指揮法講座修了。作曲を住谷智、甲斐説宗、指揮法を伊藤栄一各氏に師事。作曲家近藤譲主宰のワークショップに1年間以上参加し多くを得る。作品は、広く各国、各都市で演奏されている。 ピアニスト井上郷子と共に、"nothing but music" を設立、ディレクターとして、非常に多くのコンサートをプロデュースしている。 (www.n-b-music.com

大慈弥恵麻 [作曲]
相愛大学音楽学部作曲専攻卒業、同大学研究科修了。岐阜県立情報科学芸術大学院大学タイムベースドメディア研究生修了。各地での上演、出版、CD収録の他、様々なセミナー、コンサートの企画・プロデュースも盛んに手掛けている。相愛大学講師、日本現代音楽協会、関西現代音楽交流協会各会員、深新會関西代表会員。

後藤國彦 [ ピアノ・作曲 ]
1964年東京生まれ。ピアノを米マサチューセッツ州大で、作曲を田中賢に、及び英国立シェフィールド大学にて学ぶ。また、上智大学国際関係法学科で国際政治学と政治思想を学んだ。作品に 'The Hunters in the Snow'(雪中の狩人)for trumpet with slide, electric-guitar & piano (2002)、「『吾輩は猫である』 である」for vocal & piano (2007)、「心字池 (At Pond, Astray)」for solo flute (2009) 、 モノオペラ「三四郎」(2011) などがある。鍵盤音楽の歴史を多様に解釈・演奏する「鍵盤音楽史」プロジェクト (2006-2014)、また川村龍俊氏と共に「目から耳へ - ピアノの朗読 + 詩の演奏」という会を、継続的に行っている。2015年から2年間、佐藤壮馬にピアノ奏法を師事。

 

 

両国門天ホール


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